こんにちは!
今回はコラム的な感じなので、ゆるりとお読みください。
✔︎ 製造許可取得7年目、アイシング歴11年。
✔︎ 完全オーダーメイドのフードアート作家
✔︎ クッキー型マニア
(既存のクッキー型1,100個以上所有、ステンレスと溶接機でオリジナル型も製作可能)
アイシングクッキーってまずい?
“アイシングクッキー“という検索ワードでGoogle検索すると、“アイシングクッキー まずい“という衝撃のサジェストキーワード(Googleでよく検索されているキーワード)が…。
アイシングクッキーは見た目のかわいさだけ…?
アイシングクッキーって、まずいのでしょうか。
当店のアイシングクッキーはこんなクッキー
当店のベースのクッキーの材料は、
熊本県産薄力粉、北海道のよつ葉バター、三温糖、安全な飼育方法飼料で育った新鮮たまご(時期によって変えています)、アーモンドプードル、天草の天然塩。
素焼きクッキーは必ず試食をしますが、手が止まらない美味しさ。
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\アイシングクッキーってどうやって作るの?/
▶︎ 図解!アイシングクッキーの製造工程の記事はこちら
(甘さ)
クッキーの上にアイシングするため、一般的なクッキーよりもベースの生地は甘さを控えめにしています。
アイシングクリームは、卵白と粉糖でできています。
(食感、焼き加減)
クッキーの大きさによって焼き時間を調整しながら、しっかりめに焼いています。
見た感じほろっとしていそうな白っぽいクッキーよりも、焼き色が馴染んでいるクッキーが好みです。(焼き加減については、好みだと思います)
アーモンドプードルを入れることで、サクッとした食感と味の深みを出しています。
素材の味を感じるシンプルなクッキーです。
(クッキーの厚み)
ぷっくりアイシングが好みなので、クッキー自体とのバランスを考えてクッキー生地は5ミリくらいの厚みがあります。
クッキーが薄い場合、アイシングクリームもバランスを考えて量を調整します。
大きいクッキーは割れやすくなるので、厚めに焼いたりなど、モチーフに合わせて厚みを調整しています。
(アイシングクリーム)
アイシングクリームの材料は、卵白と粉糖とシンプルです。
口溶けもよく、下地のクッキーと相性ぴったりです。
ホイッパーで混ぜて、ふわふわのクリームを作ります。
白いアイシングクリームを、フードカラーで一色ずつ調色します。
さらに、水分で調節し、固さが違うアイシングクリームも準備します。
“まずい“かどうか…好きなタイプは人それぞれ
焼き加減や食感については、人それぞれ好みがあるのは自然なこと。
でも、“まずい“っていう表現となると、よっぽど口に合わなかったんだろうなぁと思います。
交流があるアイシングクッキーの作家さんたちは、皆さんそれぞれ材料にこだわっている方ばかりです。
色々なクッキーを食べる機会がありましたが、それぞれこだわりの特色があり、どれも美味しいクッキーでした。
焼き加減や食感、甘さなどは、個人の好みがそれぞれ違います。
材料にこだわって作っている作家さんのアイシングクッキーで、“まずい“という表現のクッキーはあまりないのでは…というところが率直な私の意見です。
イマイチなアイシングクッキー?
ただ、正直に話すと一度だけ“イマイチかも…“と思ったアイシングクッキーがありました。
(ごめんなさい…( ; ; ))
その“イマイチかも…”と思ったクッキーは、海外の輸入食料品で取り扱っている海外で大量生産されているようなクッキーでした。
実際食品表示を見たら、海外で作られているものでした。
私たち多くのクッキー作家が作るものと違う点がいくつかありました。
✔️ 賞味期限がかなり長い
→ 保存料などが入っている場合が多いです。
クッキーは、バター(私は使いませんが、マーガリンやショートニングなど)の油脂が入っているので、シーラー掛けしていても日々酸化します。
できるだけ早めにお召し上がりになる方がおいしいのではと個人的には思っています。
✔️ お値段が安い
→ ここ数年、原材料は値上がりしています。
あまりにもお安い場合は、材料にあまりこだわりがないか、値段で仕入れをしている可能性があります。
アイシングクッキーは、クッキーを焼いた後にひとつひとつ手作業で仕上げているので、完成までにとても製作時間がかかります。
製作時間などを考えると、お安くご提供するのは難しいのでは思います。
✔️ バターではなくマーガリンやショートニングを使っている
→ 健康的な側面でも、おいしさ的にも私はバター一択です。
マーガリンやショートニングを使用したクッキーは、コクが足りなかったり、油の匂いが気になったりする場合があります。
✔️ フードカラー以外の添加物
→ 賞味期限を長くするための保存料などおいしさには関係ない余計な成分が入っている可能性があります。
✔️ 香料が入っている
→ 本来クッキーの香りはとても良いものです。
人工的な香料が入ることに、違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。
…でも、かわいいです!笑
むしろポップな感じで個人的にはとても好みのデザインのものが多いので、プレゼントに貰ったら嬉しいだろうと思います。
私はいつも自分好みに仕上げたクッキーを食べているので、アイシングクッキーの基準は自分のクッキーです。
お気に入りの安心の材料で作ったクッキーは、間違いない味だと思って自信を持ってお作りしています。
その自分好みのクッキーと海外製の香料が入っていたりマーガリンを使用したクッキーと比較すれば、当然違和感が生じます。
もちろんマーガリンよりバターの方がおいしいですし、素材の味を感じたいので香料は入っていない方が良いというのが私個人的に食べたいクッキーです。
保存方法や食べ方にも注意が必要
おいしい材料で作ったクッキーでも、保存方法や食べ方によっては品質が変わる場合があります。
アイシングクッキーは水分厳禁
“ケーキにアイシングクッキーをデコレーションする場合は、ケーキを出す直前にデコレーションしてください“とお客さまにお伝えしています。
アイシングクッキーは湿気にとても弱いお菓子なので、水分は厳禁。
クリームの上にクッキーを長い時間置いておくと、クッキーがクリームの水分を吸ってしまい美味しくなくなってしまいます。
湿気を含んだアイシングクッキーは、私の中では“まずい“という表現に近いかもしれません。
私も記念日やイベントにはケーキにアイシングクッキーを必ずと言っていいほどデコレーションして、思い出づくりを楽しんでいます^^
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▶︎ ケーキにデコレーション!バースデーやお祝いのアイシングクッキーの楽しみ方
ケーキのアイシングクッキーはお早めに
ケーキにデコレーションするアイシングクッキーを、美味しく召し上がっていただけるコツがあります。
✔︎ ケーキを出す直前に、クッキーをデコレーションする
✔︎ 取り分けたあと、最初にクッキーを食べる
または、ケーキからクッキーを別の場所に移して水分が入らないようにする
シーラーなどで密封してあるクッキーを一回開けてしまった後は要注意です。
開封後は、賞味期限に関係なく当日中にお召し上がりいただくことをお願いしています。
おいしいアイシングクッキーを自分で作る方法
自分好みのアイシングクッキーを作るには、自分で作るのも◎。
アイシングクッキーは、手間がかかるのでなかなか自分で作らないとは思いますが、作れるようになるとプレゼントやイベントの時に大活躍です。
お子様がいるご家庭は一緒に作るのも楽しいので、身につけておいて損はないスキルのひとつです。
好みのアイシングクッキーが見つかりますように
アイシングクッキーは、作り手によって特色があります。
“アイシングクッキーに何を求めているか“で商品を選ぶのがベスト“です
アイシングクッキーは、味以外にも、材料、お値段、デコレーション、色味、ラッピング、購入方法…などお店や作家さんが工夫して商品を提供しているので、シチュエーションに合わせて選ぶと色々な視点から楽しんでいただけます。
味も美味しくて、目でも楽しめるアートなアイシングクッキー。
アイシングクッキーってかわいいだけなの?私も最初はそう思っていました。
私がアイシングクッキーを始めたきっかけは、かわいくておいしかったからです。
初めは、教室を始めようと思っていたり、ましてや製造許可をとってオーダーメイド販売するとは思ってもいませんでした。
ただ、おいしくてかわいいアイシングクッキーで子どもの誕生日やイベントを楽しみたい、
大切なひとの贈り物としてアイシングクッキーを作りたいという気持ちからスタートしたものです。
アイシングを初めて111年目ですが、今もその気持ちで、製造をしています。
そんなアイシングクッキーをたくさんの人に楽しんでいただきたいと思っています。
ベースのクッキーも、アイシングも好みのアイシングクッキーに出会えますように^^
当店へのアイシングクッキーのお問い合わせは、下記よりお気軽にどうぞ♩
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